西地区2位につける島根は、2月下旬のワールドカップ(W杯)アジア1次予選に出場した安藤誓哉とニック・ケイが欠場したが、選手がそれぞれの持ち味を出し切った。第1クオーターから主導権を渡さず、大阪に快勝。ポール・ヘナレ監督は「頑張ってくれた選手を誇りに思う」と、中断期間明け初戦の白星スタートを喜んだ。
出場した9人の中でも、中断期間前の3試合を欠場したリード・トラビスの活躍が光った。得意のインサイドで得点を重ね、チーム総得点の約4割となる32得点をたたき出した。守備でも相手のインサイド攻撃を抑え、「プレータイムの長い選手が2人(安藤、ケイ)いなかったが、他の選手がディフェンスと心の持ち方の準備をしっかりできた」と胸を張った。
3、4月は26試合がある厳しいスケジュール。ヘナレ監督は中断期間中のチームの取り組みを踏まえ、「時間があったので、チームの底上げができた。いかにステップアップするかに集中できたことが、きょうの結果につながった」と手応えを話した。