おさかなロードにキジハタとマハゼを模したオブジェが設置され笑顔を見せる関係者=境港市大正町
おさかなロードにキジハタとマハゼを模したオブジェが設置され笑顔を見せる関係者=境港市大正町

 【境港】魚介類を模したオブジェが並ぶ境港市大正町の「おさかなロード」に10日、28体目となるキジハタとマハゼ(ゴズ)を組み合わせたスズ合金製のオブジェが加わった。境水道沿いの海岸通りで、港町を散策する観光客や住民の目を楽しませている。

 同ロードは2012年、地元のNPO法人「元気みなと」が水産の町のPRを狙い命名。水木しげるロードに隣接する2・5キロ区間に、有志の浄財で境港産のブリなどのオブジェを設置しており、今回は2魚種を工場で養殖する総合リサイクル業、三光(境港市昭和町)の寄付を活用した。

 現地であった除幕式には関係者30人が参加。米子市のメタルフィッシュ工房が制作した約30センチのキジハタと約18センチのマハゼのオブジェが披露され、精巧な仕上がりに拍手が送られた。

 三光の三輪昌輝社長は「2魚種を1体にまとめた欲張りなオブジェ。目立って出来栄えも良い」と喜び、元気みなとの佐名木知信理事長は「30、40、50体と増やし、境港をもっとにぎやかにしたい」と話した。(園慎太郎)