島根県庁(左)と鳥取県庁
島根県庁(左)と鳥取県庁

 島根、鳥取両県は21日、それぞれ52人、47人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。松江市内の学校と高齢者福祉施設でクラスター(感染者集団)が確認された。

 島根の居住地別は松江市37人▽江津市5人▽出雲市4人▽雲南市4人▽安来市1人▽県外1人ー。

 松江市は、17~20日に学校で10人、19、20の両日に高齢者福祉施設で6人の感染が分かったとして、クラスターに認定した。学校は休校中という。ともに接触者が把握できており、施設名は公表しない。クラスターは131例となった。

 安来市は市立小学校1校で関係者1人が感染し、1学級を22日に閉鎖する。

 鳥取の保健所別は米子23人、鳥取市14人、倉吉10人。鳥取署で確認されているクラスターで新たに2人の陽性が分かった。

 学校では、鳥取市立美保小、岩倉小、浜坂小、岩美町立岩美北小、北栄町立大栄中、県立米子東高で関係者の感染が確認された。それぞれ臨時休業や学級閉鎖の対応を取る。

 このほか、倉吉市東昭和町の県立厚生病院職員1人も感染。病院診療への影響はない。

 累計感染者は島根8369人、鳥取8510人、21日午前0時現在の確保病床使用率は島根(371床)が17・8%、鳥取(350床)が13・7%。宿泊療養は島根54人、鳥取91人。自宅療養は島根621人、鳥取508人。重症者は島根1人、鳥取はゼロ。
      (広木優弥)