新たに見つかった「鏡石」を説明する米子市文化振興課の佐伯純也担当課長補佐=同市久米町、米子城跡
新たに見つかった「鏡石」を説明する米子市文化振興課の佐伯純也担当課長補佐=同市久米町、米子城跡

 国史跡・米子城跡(米子市久米町)の石垣「枡形(ますがた)」の内側で、城内に侵入した敵を威圧し、城主の威厳も示す巨石「鏡石」が新たに見つかった。石垣の保存状態を確かめる発掘調査で明らかとなり、登城する武士の目につきやすい道沿いを重厚に見せる工夫とみられる。

 鏡石は高さ1・8メートル、幅2・1メートルで、半分程度は地中に埋まっていた。くさびを打って石を割るための「矢穴」があるが、何らかの理由で分割されなかった。

 米子城では、大部分が地表に露出した高さ1・7メートル、幅1・9メートルの鏡石があったが、調査で3メートルほど離れた場所から新たな鏡石が見つかった。松江城や大阪城などと同様、複数あることが分かった。

 登城する道を取り囲むように設計された枡形は、敵の見通しを遮っての反撃や、武者の集合場所として造られた。

 米子市文化振興課の佐伯純也担当課長補佐は「垂直の石垣は外側に石を細かく積み上げ、内側は大きい石を使って、表面を平らに加工している」と特徴を説明した。

 枡形に沿って内外を溝状に掘った結果、一部を解体して積み直す必要性も確認され、4月上旬に埋め戻した上で、修繕法の検討に入る。

 26日午後1~3時、発掘調査の現地説明会を開く。参加無料で、申し込み不要。問い合わせは市文化振興課、電話0859(23)5437。
      (田淵浩平)