隠岐の島町五箇地区の重栖平野に植えられたスイセンが春の訪れを告げている。町道や重栖川沿いに1万株以上、約6キロ続くスイセンロードで住民が散歩を楽しんでいる。
スイセンは地域の人を喜ばせようと町南方の農業、藤田一志さん(75)が2008年ごろに植え始めた。株分けして数を増やし、枯れてしまった場所に植栽を継ぎ足すといった手入れを続けている。藤田さんによると、寒かった冬の影響で今年は見頃が例年より1週間ほど遅れ、今週末に満開になるという。
藤田さんは「スイセンは年々花の密度が高くなり、にぎやかになっている」と話し、多くの人に楽しんでほしいと願っている。
場所は町南方、隠岐温泉GOKA(ゴカ)の周辺にある。
(鎌田剛)