竹口大紀氏
竹口大紀氏

 任期満了に伴う鳥取県大山町長選が13日告示され、立候補を届け出た無所属現職の竹口大紀氏(39)=1期=が無投票で再選された。無投票は16年ぶり。

 竹口氏は午前9時に同町西坪の選挙事務所で出陣式を開き、支持者約80人を前に第一声。教育や子育て環境の充実に取り組んできた1期目の実績に触れ「人口減少対策を柱とした政策をさらに進める」と訴えた。

 その後、選挙カーで町内を一巡。他に立候補の届け出がなく、午後5時に無投票での再選が決まると、事務所で報告会に臨み、花束を受け取って祝福に応えた。(柴田広大)

 

▽竹口大紀氏の略歴

 大阪市の建設会社勤務などを経て2009年から鳥取県大山町議を1期務めた。17年の町長選で現職との一騎打ちを制して初当選。同町東坪。米子高専卒。当選2回。

 

 竹口大紀氏の話 1期目に取り組んだ人口減少対策に引き続き取り組み、町民がこれからも住み続け、町外に住んでいる人が戻ってきたいと思える町にしたい。無投票という結果に過信することなく、町民との対話と合意形成を図る努力も続ける。