馬上から的を射抜く射手=島根県津和野町鷲原、鷲原八幡宮
馬上から的を射抜く射手=島根県津和野町鷲原、鷲原八幡宮

 疾走する馬の鞍上から弓矢で的を射る「流鏑馬(やぶさめ)神事」が3日、島根県津和野町鷲原の鷲原八幡宮であった。観客を入れての開催は3年ぶり。満開の桜の下、射手が的を射る勇壮な姿に、1万人近い見物客が見入った。

 鎌倉時代に始まったとされる、天下太平や五穀豊穣(ほうじょう)、疫病退散を祈願する神事。一時途絶えたが、1976年から弓馬術礼法小笠原流宗家の指導を受けた「津和野流鏑馬保存会」が続けている。

 好天に恵まれたこの日は、射手15人が、250メートルの馬場の3か所に立てられた的を狙った。全ての的を射抜く「皆中」には大きな歓声が上がった。

 見るのは2度目の兵庫県赤穂市の中学1年富士田秀悟さん(12)は「馬を乗りこなしつつ弓を打つなんてすごい。感動した」と何度もシャッターを切った。