【浜田・江津】ゴールデンウイークにちなみ、しまね海洋館アクアス(浜田市・江津市)で14日、黄金色の魚を集めた展示が始まった。まばゆい光沢の小型のハゼやヤッコなどが水槽内を泳ぎ回り、来場者を楽しませている。大型連休最終日の5月5日まで。
魚は紫色の口元が目を引くシテンヤッコ、星のような斑点が特徴的なギンガハゼ、じっと動かないキイロサンゴハゼ、優雅にたたずむオウゴンニジギンポの4種類。どの魚も体長3~7センチと小さくてかわいらしく、黄金色の魚体からはぜいたく感が漂う。
1辺45センチの立方体の水槽内を泳ぎ、最も大きなシテンヤッコの動きが目立つ。底の片隅でギンガハゼが身を潜め、オウゴンニジギンポは水槽上部で細長いひれをゆらゆらさせる。
来場者は砂の色に溶け込んだギンガハゼや、動きのないキイロサンゴハゼを見つけて喜びつつ見入っている。愛知県東海市から車で来たという会社員、三島良太さん(30)は「ギンガハゼがかわいらしくていいですね」と話した。(板垣敏郎)