本紙を生活に役立てるための「大人の新聞教室」が10日、出雲市佐田町大呂の大呂交流会館であり、25人が山陰中央新報社の担当者から新聞の読み方や、脳の活性化につながる活用方法を教わった。
担当者が、記事の第1段落には要点がまとめられており、時間のないときでもニュースの概要がつかめることを紹介。新聞作りのこつは5W1H(いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どのように・どうした)で、町内の報告書などを書く際にも役立つと教わった。
一つの段落に1~9の数字がいくつあるか探すクイズに挑戦したほか、新聞紙を指先で巻き上げる認知症予防活動も体験した。
地元の佐貫吉孝さん(69)は「第1段落の見方を教わったので、これからは幅広くたくさんの情報を得られるように読みたい」と話した。
教室は、地域の自主組織「大呂振興協議会」が研修の一環で開いた。
(平井優香)
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