まる福農園の干し柿(左)から抽出した「柿糖」を求肥に練り込んだ、福田屋の餅菓子「福のかき」
まる福農園の干し柿(左)から抽出した「柿糖」を求肥に練り込んだ、福田屋の餅菓子「福のかき」

 干し柿を使った餅菓子「ゆべし」が誕生した。松江市の老舗和菓子店と、都内の高級果物店への取引実績がある生産農家がコラボレーション。ほのかに柿の風味が味わえる上品な仕上がりで、新たな松江のお土産になりそうだ。 (広木優弥)

 新商品は「福のかき」と銘打ち1日に発売。「柚餅子(ゆべし)」が看板商品の福田屋(松江市矢田町)と、干し柿の生産・加工販売を手がける、まる福農園(同東出雲町上意東)が、構想から3年をかけて完成させた。

 千疋屋総本店(東京都中央区)と特約店契約を結ぶ、まる福農園の糖度20度以上の干し柿を、複数回煮出し乾燥させた「柿糖」を、求肥(ぎゅうひ)に練り込んだ。

 福田屋の福田正義社長(67)は「過去に干し柿を切り刻んで試作したが、うまくいかなかった。今回は自信がある」と話し、まる福農園の福岡博義代表(79)は「日本を代表する果物の柿を、この機会にもっと味わってもらいたい」と呼びかける。

 福田屋の直営店などで販売する。自宅用は100グラム540円、贈答用は6個1080円など。