【出雲】出雲市在住で模型づくりに取り組む岡俊正さん(76)が荒神谷博物館(出雲市斐川町神庭)で作品展を開いている。国内の城や船など細部にこだわった模型16点を展示し、来場者を楽しませている。5月23日まで、入場無料。期間中、模型展は無休。
岡さんは10年前からプラモデルを趣味で始め、2015年に松江城が国宝に指定された時、木製の模型作りに挑戦した。
松本城や北前船などを実物の150分の1の大きさで再現している。最も大きい江戸城は高さ45センチ、横40センチ、奥行き40センチ。木製の模型を組み立てて色を塗り、城の重量感や緻密さを表現した。
実物に近づけるように、城の事務所に色合いを確認するなど忠実に作り、作品からは各藩の歴史が感じられる。岡さんは「作品を通して歴史を思い浮かべて見てもらえたら」と話した。
(佐野翔一)













