ロシアによるウクライナ侵攻で世界が騒然とする中、日本国憲法は3日の憲法記念日で施行75年。自衛目的の「反撃能力」や国会のオンライン審議、衆院小選挙区の定数是正、夫婦別姓などの課題について憲法学者の長谷部恭男早稲田大大学院教授に聞いた。
―大国による隣国侵攻のさなか、自民党は自衛の目的でミサイル発射などを阻止する「敵基地攻撃能力」の名称を「反撃能力」に改め、政府に保有するよう提言したが、憲法上の問題点は。
「憲法論以前の問題として(安倍政権が)集団的自衛権を行使可能と解釈変更して以降、自衛隊はど...












