みどりの日の4日、新緑の青野山をバックに新茶を摘み取るイベントが、島根県津和野町直地の茶畑であった。雲一つない青空の下、子どもたちが自然との触れ合いを楽しんだ。
製茶、販売の秀翠園の茶畑を会場に青野山活用推進委員会が主催し、9回目。町内外から約200人が訪れた。
青野山の裾野に広がる茶畑で、参加者は1芯2~3葉を丁寧に摘み取った。新芽はその場で天ぷらやジェノベーゼ風ピザ「茶ノベーゼ」に調理され、初夏の香りと味わいを堪能した。
会場ではバレエやウクレレのステージのほか、津和野高校の生徒による新茶入りたけのこご飯などの販売もあり、にぎわった。
益田市の祖父母の家に遊びに来て参加した小学5年の草野美蕾(みらい)さん(10)=福岡県太宰府市=は「初めてお茶を摘んで楽しかった。風が吹くと茶畑が光ってきれいだった」と笑顔で話した。
(藤本ちあき)













