支持者らと当選を喜ぶ中村中氏(左)=29日午後10時11分、江津市嘉久志町、選挙事務所
支持者らと当選を喜ぶ中村中氏(左)=29日午後10時11分、江津市嘉久志町、選挙事務所

 任期満了に伴う江津市長選が29日投開票され、無所属新人で元国会議員秘書の中村中氏(43)=自民、公明推薦=が、無所属新人で元島根県議の山本誉氏(64)との一騎打ちを制し、初当選した。43歳の市長は県内8市の中で最も若い。投票率は71・98%で、過去最低だった前回選(68・49%)を3・49ポイント上回った。 (村上栄太郎、宮廻裕樹)

 財政健全化などで成果を上げ、今期限りで引退する山下修市長(73)=2期=の進めた政策の継承か変革かが争点となった。

 中村氏は、市建設業協会など14団体の推薦を得て組織戦を展開。地元選出国会議員らが応援に駆け付けた。故竹下亘衆院議員の秘書として18年仕えた経験や人脈を強みにして、さらなる企業誘致や江の川治水事業の推進など、現市政の継承を訴え、山本氏を振り切った。

 山本氏は連合島根から推薦を受け、市政の変革を訴えた。江津市議を5期途中まで、江津地区選出の島根県議を1期務めた知名度の高さを生かして票を集めたが、及ばなかった。

 当日有権者数は1万8832人(男8756人、女1万76人)。

 

   【江津市長選開票結果】

 (29日午後10時55分、選管最終) 

当 7,269 中村 中 43 無新(1)

  6,151 山本 誉 64 無新

 

 中(なか)村(むら) 中(あたる)氏 高齢者福祉施設勤務を経て、2003年から21年9月まで、島根県西部を拠点に故竹下亘衆院議員の秘書を18年間務めた。22年2月まで高見康裕衆院議員秘書。嘉久志町。東北福祉大卒。

 

新しい江津をつくる

 中村中氏の話 圧倒的に知名度がない中での戦いだった。さまざまな方に未熟な自分を支えてもらい感謝している。市を二分するような選挙戦だったが、同じ江津に暮らす市民として新しい江津をつくっていきたい。