島根県と鳥取県が7日、56人、60人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。浜田保健所管内の学校でクラスター(感染者集団)が発生した。新規感染者は両県とも6日確認分。
島根県の居住地別の内訳は、松江市16人、江津市14人、出雲市13人、益田市7人、雲南市3人、浜田市と安来市、川本町各1人。
クラスターの浜田保健所管内の学校は、これまでに9人の感染を確認。接触者は把握できており、名称は公表しない。県内のクラスターは累計269件。
松江市役所別館の職員、中国電力島根原発の社員、島根あさひ社会復帰促進センターの職員が各1人感染したが、業務に支障はない。江津市立小学校2校の関係者計12人が感染し、1校を休校、1校を学年閉鎖とした。
鳥取県の保健所管内別では鳥取市48人、米子と倉吉が各6人。
智頭農林高で関係者1人が感染し、3年生の一部クラスを閉鎖した。
累計感染者数は島根1万7266人、鳥取1万5480人。7日午前0時時点の確保病床使用率は島根(371床)10・0%、鳥取(350床)11・7%。宿泊療養は島根16人、鳥取100人、自宅療養は島根350人、鳥取334人。重症者は両県ともいない。
(清山遼太、藤井俊行)