島根県庁(左)と鳥取県庁
島根県庁(左)と鳥取県庁

 島根県と鳥取県が8日、47人、32人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。松江市の高齢者施設と鳥取市の認定こども園でクラスター(感染者集団)が発生した。新規感染者は両県とも7日確認分。

 島根県の居住地別の内訳は、出雲市18人、松江市14人、江津市6人、益田市と雲南市各3人、安来市2人、大田市1人。

 クラスターが発生した松江市の高齢者施設はこれまでに8人が感染。接触者は把握できており、名称は公表しない。県内のクラスターは累計270件。

 感染確認により、江津市立小学校1校を8日に学級閉鎖、別の1校を8~10日に学年閉鎖した。

 鳥取県の保健所管内別の内訳は、鳥取市26人、米子5人、倉吉1人。

 クラスターが出た鳥取市の認定こども園は、6日までに計22人が感染。接触者は把握できており、名称は公表しない。県内のクラスターは累計159件。

 鳥取赤十字病院、県庁、国土交通省日野川河川事務所の職員各1人が感染したが、業務に支障はない。

 累計感染者数は島根1万7313人、鳥取1万5512人。8日午前0時時点の確保病床使用率は島根(371床)8・6%、鳥取(350床)10・3%。宿泊療養は島根14人、鳥取91人、自宅療養は島根343人、鳥取331人。重症者は両県ともいない。

 島根県教育委員会は県立学校の部活動について、県内の練習試合や合同練習は通常通りとし、県外は学校長が認めるものを可能とすると各校に通知した。
 (清山遼太、岸本久瑠人)