第51回山陰中央新報社杯島根県アマチュアゴルフ選手権競技(中国ゴルフ連盟、山陰中央新報社など主催、島根県ゴルフ協会主管)が22、23の両日、出雲市美野町の島根ゴルフ倶楽部(6764ヤード、パー72)で115人が出場して開かれる。昨年は新型コロナウイルスの感染拡大のため、中止になっており2年ぶりの開催。一昨年の覇者、浜田将吾(金城CC)、同大会17回の優勝を誇る鎌田賢二(同)、今年の県民ゴルフ大会を制した三原颯真(島根県ゴルフ協会)を中心に優勝争いが繰り広げられそうだ。

 島根ゴルフ倶楽部は、宍道湖を見下ろす丘陵コースで、起伏は緩やかでフェアウェイが広いコースが多い。ポイントとなるのは、9番(パー4)と14番(同)。9番は左ドッグレッグで1打目の置き場所がポイントになる。右ドッグレッグの14番は、傾斜のあるグリーンに注意を払う必要がある。

 山梨学院大3年の浜田は大会に向けて、ティーショット、アプローチの精度向上や感情の起伏を抑えるためのメンタルトレーニングに取り組んでいる。平田高1年の三原は、8日にあった県民ゴルフ大会で2年ぶりに優勝。風に負けない打球の強さに定評があるのに加え、アプローチやパターの技術に磨きがかかっている。自身が持つ最多優勝回数の更新を狙う鎌田は「若手に譲るのではなく、食い下がりたい」と話す。

 成績上位30人には、第76回国民体育大会4次予選(6月10日、出雲空港カントリー倶楽部)、上位9人(シード選手は除く)には第50回中国アマチュアゴルフ選手権(5月26~29日、下関ゴルフ倶楽部)の出場資格が与えられる。(景山達登)