大田市出身のシンガー・ソングライター近藤夏子さん(36)が、拠点とする関西で保育現場の活動に力を入れる。高校時代は保育士を目指していたといい、半年前に自身のユーチューブに振り付きの童謡を公開。6月には大阪市内の保育系短大のゲスト講師として子どもと触れ合い、思いを膨らませた。
保育と関わる仕事は「デビュー当時からやりたかった」とし、音楽活動やラジオ番組で活躍しながら、歌を通じて子どもの成長を後押しする構想を温めてきた。
大田市の魅力発信を担う「石見の国おおだ観光大使」を務ており、石見銀山遺跡の世界遺産登録15年の節目だった今月2日には市内で記念ライブを開催。保育現場の活動も、関西に続き「島根でも絶対にやりたい」と子どもたちの笑顔を思い描く。
(曽田元気)