島根県庁(左)と鳥取県庁
島根県庁(左)と鳥取県庁

 島根県と鳥取県が16日、915人、370人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。いずれも15日確認分。米子市内の事業所など両県で計6件のクラスター(感染者集団)を認定した。島根県では県内の医療機関に入院していた患者1人が死亡し、累計死者数が28人になった。

 島根県の居住地別は、松江市318人、出雲市260人、益田市81人、浜田市72人、大田市18人、雲南市11人、邑南町8人、津和野町6人、奥出雲町5人、江津市4人、美郷町と川本町、隠岐の島町各2人、飯南町1人、県外4人、調査中121人。

 クラスターは県央保健所管内(大田市、邑智郡)の学校で7人、浜田保健所管内(浜田市、江津市)の児童福祉施設で5人の感染が確認され、県内の累計は359件となった。
 このほか、安来市の市立保育施設が休園した。

 鳥取県の保健所管内別は、米子216人、倉吉85人、鳥取市69人。
 クラスターは倉吉北高校の10人、倉吉市内の高齢者福祉施設の利用者と職員計14人、鳥取市内の私立学校の9人、米子市内の事業所の8人。県内のクラスターは206件となった。
 米子高校と米子南高校が各1学級を閉鎖し、産業人材育成センターも訓練科を臨時休講にする。

 累計感染者数は島根が1人を取り下げて3万957人、鳥取は2万686人。16日午前0時時点の確保病床使用率は島根(371床)34・0%、鳥取(350床)23・7%。宿泊療養は島根52人、鳥取150人。自宅療養は島根5318人、鳥取2547人。重症者は両県ともいない。
      (勝部浩文)