島根県と鳥取県が１９日、５４９人、３８７人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。１８日確認分。島根は松江市の保育施設、隠岐保健所管内の学校、出雲市の高齢者福祉施設など８件、鳥取は伯耆町の高齢者福祉施設、江府町公民館講座でクラスター（感染者集団）が発生した。
島根県の居住地別は松江市１６９人、出雲市１３６人、益田市４５人、浜田市３９人、安来市１８人、川本町１３人、雲南市、邑南町、隠岐の島町各１０人、大田市９人、奥出雲町５人、津和野町３人、美郷町２人、江津市、飯南町、知夫村各１人、県外４人、調査中７３人。
新たなクラスターは松江市の高齢者福祉施設７人、保育施設１７人、障害者福祉施設６人、隠岐保健所管内の学校１０人、出雲市内の高齢者福祉施設１０人、医療機関１４人、県央保健所管内の児童福祉施設８人、学校７人を確認した。県内のクラスターは累計３７４件。
１５日以降１１人の感染が確認された大田市立小学校１校は２１日まで休校。関係者の感染や複数の体調不良があった松江市立小学校４校は２０日まで一部を学級閉鎖。川本町の学校１校は２０日を臨時休校とする。職員１人の感染に伴い島根行政監視行政相談センターは当面、業務を縮小する。
鳥取県の保健所管内別は米子２０９人、鳥取市１０９人、倉吉６９人。クラスターがあった伯耆町の高齢者福祉施設は通所施設で、９人が陽性。江府町公民館講座は１２人感染。県内のクラスターは累計２１６件となった。
米子市の米子工業高、米子白鳳高、加茂中学校、福米西小学校、鳥取市の修立小と湖山保育園、三朝町の賀茂保育園、琴浦町の聖郷小、浦安小が、関係者の陽性確認を受けて学級・学年閉鎖や休園。米子市の東保育園は１９日に関係者の感染が確認され、２０日は一部クラスを休園する。１９日に陽性が確認された倉吉市議（７５）は無症状で、自宅療養している。
累計感染者数は、島根が県、松江市計８人の取り下げがあり３万２５８３人、鳥取は２万１７７０人。１９日午前０時時点の確保病床使用率は島根（３７１床）が３８・５％、鳥取（３５０床）が２６・３％。宿泊療養は島根３６人、鳥取１３４人人、自宅療養は島根６５４３人、鳥取２７２２人。両県とも重症者はいない。
（清山遼太、藤井俊行）
