大阪から到着し、特産品が入った紙袋を受け取る搭乗客(中央)=益田市内田町、萩・石見空港
大阪から到着し、特産品が入った紙袋を受け取る搭乗客(中央)=益田市内田町、萩・石見空港

 萩・石見空港(益田市内田町)の大阪便の季節運航が5日、始まった。空港アンバサダー(大使)のご当地アイドル「プレシャス」のメンバーらが到着便の客を笑顔で出迎えた。15日までの11日間で1日1往復する。

 午前9時すぎに空港に降り立った初便(搭乗率18・9%)の搭乗者14人には、益田特産のユズ果汁入り清涼飲料水や匹見わさび漬けなど周辺6市町の特産品がプレゼントされた。折り返し便の搭乗客10人には、運航する全日本空輸の記念品が手渡された。

 大阪市鶴見区の高校1年生橋本歩奈さん(15)は、妹で中学2年生の明依さん(13)とともに益田市内の祖父宅を3年ぶりに訪れる。「新幹線や車より飛行機が便利。いとこも帰省しているので一緒に海釣りをしたい」と話した。祖父の橋本■(日ヘンに俊のツクリ)郎さん(83)は「3年ぶりに孫の顔が見られてうれしい」と出迎えた。

 昨年は14日間運航され、利用者は427人(搭乗率20・6%)だった。
     (藤本ちあき)