【境港】ロシアのウクライナ侵攻が長期化する中、26日から4日間、境港市内で「ウクライナ写真展」が開かれる。毎年秋の「平和のための戦争展」のプレ企画で、同展境港市実行委員会(由浪容子代表)が主催。展示責任者の長尾達也さん(74)は平和な世界を取り戻す一歩として「関心を持ち続けてほしい」と呼びかけている。
展示するのはウクライナの首都キーウを拠点とする会社が公開、提供する記録画像約40点など。
犠牲者が増える現実を知ってもらおうと、遺体を掘り出す様子、地下壕(ごう)での人々の暮らし、破壊された一室で途方に暮れる人などの写真を通じて、現地の人々の悲しみや怒りを伝える。
会場はしおさい会館(境港市大正町)で、入場無料。ウクライナ支援募金の協力を呼びかけるほか、28日午後2時から同国出身のマリーナ・ピロゴバさん(37)=鳥取県北栄町=が母国への思いを語る。
開催準備を続ける長尾さんは「自分のできることで情報発信もしてもらいたい」と平和を願う輪の広がりを期待する。
(松本稔史)













