列強に侵略され、半植民地化されたかつての中国。『100年の恥辱(百年国恥)』をすすぐべく、習近平体制下で「失地回復(レコンキスタ)」に挑む。宿怨の記憶の奥底に、どんな野望を秘めているのか。第11回に続き、「香港一の健筆」とうたわれた練乙錚氏に聞く。

雪辱に秘めた野望

 ―習近平氏の唱える「中国の夢」には屈辱の記憶が潜んでいるのか。

 「『100年の恥辱(百年国恥)』という言葉がある。(欧米列強や日本、ロシア...