大半の人が車いすを使う国があったとする。その場合、立って歩く〝少数の人〟の支援とは―。

 逆転の発想で立場を変え、誰もが生きやすい社会を考える大学生らの勉強会が6月、横浜市で開かれていた。「少数派はどんな不便があって生きづらいか想像し、できることを考えて」。講師の藤原快瑤(かよ)(43)が訴えた。

 最初に見せたのは「車いすの国」を描いたアニメ。架空の国では天井やドアが低い。歩くと...