3年ぶりとなる城下町のライトアップイベント「松江水燈路(すいとうろ)」が23日、始まった。松江市殿町の国宝松江城周辺は、あんどん約千個の優しい光に照らされた。
松江城二の丸には市民手作りの約400個が並び、和紙に描かれた宍道湖の夕日や松江ゆかりの文豪・小泉八雲などの絵が、ろうそくの火で暗闇に浮かび上がった。
一昨年と昨年は新型コロナウイルスの影響で本来の形でできなかったため、待望の通常開催となった。訪れた人たちはあんどん一つ一つに見入ったり、記念撮影をしたりしながら城下町を散策した。
松江市などが主催し10月16日までの土日曜、祝日の午後6~9時に点灯する。
(井上雅子)