平井伸治知事
安倍晋三元首相の国葬を巡り、鳥取県の平井伸治知事が２６日、世論の賛否が割れている状況を踏まえ「国葬の基準づくりをやるべきだ。政府に考えていただく必要がある」と話した。
平井知事は国葬を「国民がこぞって弔意を表明するもの」と表現。国葬の対象者を定めた戦前の「国葬令」は失効しており、基準がなく「どういう人が国葬なのか基準がはっきりしていないことが混乱を生んでいる」と指摘した。
安倍元首相の国葬では政府から半旗の掲揚や黙とうなどの要請はなく、根拠となる法律もないことから「国葬という名の国葬ではないものであり、わかりにくい」と述べた。
県議会代表質問で西村弥子議員（会派民主）の質問に答えた。
（藤井俊行）
