三瓶ブランドとして手がけたTシャツを紹介する大畑蘭さん(左)=大田市三瓶町
三瓶ブランドとして手がけたTシャツを紹介する大畑蘭さん(左)=大田市三瓶町
本格的なキャンプご飯として楽しめる2種類のパエリア=大田市三瓶町
本格的なキャンプご飯として楽しめる2種類のパエリア=大田市三瓶町
三瓶ブランドとして手がけたTシャツを紹介する大畑蘭さん(左)=大田市三瓶町
本格的なキャンプご飯として楽しめる2種類のパエリア=大田市三瓶町

 大田市の国立公園・三瓶山にさらなるにぎわいをと、食とファッションを切り口にした活性化の取り組みが進んでいる。近年のアウトドアブームに乗り、市産品をふんだんに使ったキャンプ用食品や、三瓶ブランドを立ち上げオリジナルTシャツを開発。関係者は「三瓶山の思い出を増やしてほしい」と期待する。 (曽田元気)

 西の原にある休憩所・山の駅さんべやイラストレーター大畑蘭さん(35)=大田市大田町=が考案した。

 山の駅さんべは、パエリアのソースを開発。大田産のバイ貝や野菜を混ぜたトマト風味と、白イカや藻塩、実ざんしょうなど地元食材を生かした2種類があり、コメと一緒に火にかけ気軽に本格的なキャンプご飯を味わえる。レシピ担当の河野寛美さん(44)は「キャンプだけでなく普段の生活でも簡単に楽しめる」とアピールした。

 大畑さんは今夏、アウトドアブランド「SANBE GenJiN(3)」を立ち上げた。悠久の時の中で形成された三瓶の埋没林に着想を得て、復活した原始人をキャラクター化。リュックを背負ったかわいらしい様子を長袖、半袖Tシャツにデザインした。キャラクターはパエリアの包装にもあしらわれている。

 人気雑誌に取り上げられた影響で品薄だが、10月下旬に商品がそろう予定で、大畑さんは「三瓶でしか買えないものを作り、盛り上げたい」と話した。

 4日にはパエリアやTシャツなど新商品がお披露目された。パエリアは2人前950円、半袖Tシャツ3300円。山の駅さんべや北の原キャンプ場などで販売する。