大屋美羽さんとすし蔵が共同開発した牡蠣の串揚げ
大屋美羽さんとすし蔵が共同開発した牡蠣の串揚げ
原案を手に商品をPRする大屋美羽さん=浜田市熱田町、浜田商業高校
原案を手に商品をPRする大屋美羽さん=浜田市熱田町、浜田商業高校
大屋美羽さんとすし蔵が共同開発した牡蠣の串揚げ
原案を手に商品をPRする大屋美羽さん=浜田市熱田町、浜田商業高校

 浜田商業高校(浜田市熱田町)の生徒が考案した「牡蠣(かき)の串揚げ」が、すし蔵浜田本店(同市朝日町)の秋季限定メニューに採用され人気を博している。味の異なる2種のソースで飽きずに食べられる商品で、12月ごろまで販売する。 (中村成美)

 考案したのは商業科3年の大屋美羽さん(17)。島根銀行やすし蔵などの協力を得て、同校が4月から始めた「商品開発」授業の一環で生まれた。

 牡蠣の串揚げは、きつね色に揚げた広島県産カキ2個の上に、特製のタルタルソースとイチジクソースをかけて串に刺した商品。すし蔵が大屋さんの原案を基に、調理のしやすさや味などの改良を加えた。先が分かれた平串を使うことで、手で持った時の食べやすさにもこだわった。1皿税込み330円。

 8月の試食会を経て、9月中旬に秋季新メニューとして販売を開始。すし蔵によると毎日10皿以上は注文があり、新メニューの中で上位3品に入る人気ぶりという。10月からは、すし蔵江津店(江津市都野津町)でも販売している。

 すし蔵浜田本店の林田祐也店長は「高校生の柔軟な発想で面白い商品ができた」と反響を喜び、大屋さんは「カキが苦手な人でも食べやすい商品。注文してほしい」と話した。