あなたの考えに近い政党は?-。スマートフォンやパソコンで、いくつかの質問に「賛成」「やや反対」などと回答していくと、自分の考え方との一致度合いが政党や候補者ごとに表示されるボートマッチ。国内では2021年の衆院選で利用が広がり、昨年の参院選から多くの報道機関が手がけるようになった。
ものは試しにと今回の衆院選前にやってみた。すると相性トップは「チームみらい」。消費税減税の質問に「やや反対」と答えたからだろう。
与野党を問わず多くの政党が物価高対策として、消費税の減税や廃止を公約に掲げた。とはいえ財源確保の具体策は乏しく「選挙目当ての方便だろう」としらける有権者も多かった。そんな中、減税は訴えず、社会保険料の引き下げを優先するべきだと主張するみらいは異彩を放った。
現に周囲にも「みらいに投票したい」という人が一定数いた。ところが島根、鳥取両県の4小選挙区だけでなく、比例中国ブロックへの候補擁立はゼロ。結果的に消費税減税に慎重な民意の受け皿はなかった。比例代表が全国単位で行われる参院選なら、そんな民意も救えたのだが。
衆院選は自民党の大勝で幕を閉じた。自民は「飲食料品は2年間に限り消費税の対象としない」と公約に掲げたものの「国民会議で検討を加速する」としており、実現性は曖昧だ。公約が守られないのならボートマッチも意義がなくなる。(健)













