鳥取短期大(倉吉市福庭)の学生が、食品スーパーのマルイ(岡山県津山市)と弁当を共同開発し23日、山陰両県を含む全23店舗で発売した。
「まんてん野菜弁当」と名付け、レンコンやニンジンの天ぷら、小松菜ともやしのナムル、切り干し大根のゴマ酢あえなど野菜料理5種を盛り込んだ。厚生労働省が推奨する1日当たりの野菜摂取量350グラムの半分となる175グラムを取ることができる。税込み486円で、2~3カ月にわたり毎日販売する。
両者が弁当を共同開発するのは、2021年度に続いて2回目。鳥取短大生活学科食物栄養専攻の学生が4月から献立を考え、マルイの担当者と原価や総菜工場での調理のしやすさなど、商品化に向けた試行錯誤を重ねた。
販売初日は、倉吉市伊木のマルイ上井店で学生6人が、他の専攻学生にデザインしてもらったチラシを使って売り込んだ。食物栄養専攻2年生の中尾英志さん(20)は「商品化は難しかったが、満足してもらえる弁当ができた。多くの人に味わってほしい」と話した。












