寺本道彦代表が先導し、笑顔で自転車を楽しむ島根ジュニア自転車クラブのメンバー=大田市久手町、大田自転車競技場
寺本道彦代表が先導し、笑顔で自転車を楽しむ島根ジュニア自転車クラブのメンバー=大田市久手町、大田自転車競技場

 自転車競技の裾野を広げようと、島根県自転車競技連盟が中高生を対象とした「島根ジュニア自転車クラブ」を設立した。同県内では、これまで競技に本格的に取り組めるのは出雲工業高校(出雲市上塩冶町)だけだったが、土日祝日に同連盟のスタッフが大田市などで、競技の魅力やコツを教えている。

 島根県内で自転車競技部があるのは出雲工業高校のみで、高校生が競技をするには、同校か県外の学校に進学するしかなかった。

 同連盟は、同校以外でも自転車競技ができる環境を整えることで競技人口を増やそうと、3月中旬にクラブを設立した。2030年に同県内で開催予定の国民スポーツ大会(現・国民体育大会)を見据え、競技力向上を図る狙いもある。

 クラブには現在、松江市内の学校などに通う中学生1人、高校生4人が所属。土日祝日に出雲市内や大田自転車競技場(大田市久手町)などで連盟のスタッフの指導を受けながら、出雲工業高校の自転車競技部員とともに練習に励んでいる。松江工業高校1年の峯谷昭太郎さん(15)「練習を終えると、次の週末が待ち遠しくなる。それだけ楽しい」と笑顔を見せた。

 同クラブは、クラブに所属している高校生も県総体に出場できるように調整を進めており、県自転車競技連盟事務局長で同クラブの代表を務める寺本道彦さん(45)は「自転車競技が多くの人に広まるように努力する。総体や国体で勝てる選手を育てたい」と力を込めた。     (景山達登)