屋根のない2階建てバスでツアーを楽しむ参加者=島根県奥出雲町八川
屋根のない2階建てバスでツアーを楽しむ参加者=島根県奥出雲町八川

 屋根がない2階建てオープントップバスとJR木次線の利用を組み合わせた日帰りツアーが29日、雲南市と島根県奥出雲町であった。県内外から参加した約30人が開放的な雰囲気で風景を楽しみ、普通列車で3段式スイッチバックを体験した。

 参加者は、木次駅(雲南市木次町里方)をバスで出発。高さ3・7メートルの車内から尾原ダムを見渡し、鉄の彫刻美術館(島根県奥出雲町八川)で鉄道マンガ展を見学した。

 この後、木次線の列車に乗るためバスで三井野原駅(同)へ。列車が好きという松江市立津田小学校1年の福間隆大君(6)は初めての木次線乗車に「わくわくする」と心躍らせた。一行は出雲横田駅(奥出雲町横田)まで、スイッチバックの区間を抜けながら秋の景色を堪能した。

 ツアーは、駅からの周遊観光と二次交通の活用を念頭に雲南市観光協会が企画。11月6日は木次駅から雲南市内を巡るツアーもある。空席があれば当日参加も可能。問い合わせは市観光協会で平日のみ、電話0854(47)7878。

  (狩野樹理)