(株)ホテル一畑(松江市千鳥町、錦織祐作社長)が、一畑電車をかたどったパッケージに入れた新スイーツ「縁結びタルト」を発売した。甘さとしょっぱさが調和する塩バターと塩キャラメルの2種。見ても食べても楽しい一品が生まれた。
親会社である一畑電気鉄道(株)の創業110周年を記念して企画。横長のタルトが人気を博す大阪府のスイーツブランド「enーnui(アンニュイ)」に製造を委託した。オレンジ色の車体が特徴の「デハニ50形」を模してラッピングし、観光客や電車ファン、地元住民をターゲットに売り出す。クリーミーな「塩バター」と、ほろにがさが絶妙な「塩キャラメル」は3層から成り、底はナッツの風味が香ばしいクッキー生地。
各税込み500円で、賞味期限は解凍後2日。ホテル一畑本館の売店で冷凍販売し、11月中にはオンラインショップでも予定する。目標は月600本。今後はぜんざいや抹茶など島根ゆかりの食材を取り入れてラインアップを5種ほどに広げるとともに、「しまねっこ号」など車両も増やしたい考えだ。二俣敬一郎営業本部長は「おいしいのはもちろんのこと、タルトを持っていろんな写真を撮っても楽しいはず」と話した。