トマト栽培のTC浜田農場(株)(浜田市金城町今福、野村利彦代表取締役)が、販路拡大へECサイトの運用を本格化した。大手の食べチョクと楽天、自社サイトを合わせた計3サイトで箱売りし、収益向上を目指す。
TC浜田農場は、浜田市金城町今福の元谷団地でトマト栽培を手がける野村農場(長野県)が2017年に設立。1棟約1300平方メートルのハウス計20棟に苗5万5千本が植わり、20~70代の従業員30人が大玉の「桃太郎」など5品種を養液栽培する。
ECサイトは従来、食べチョクで展開していたが、今年9月までに楽天と自社サイトを追加し、本格運用を始めた。
取り扱うのは、2キロ箱が2200円~、4キロ箱は3500円~(いずれも10月時点、税込み)。ECサイトでの売り上げ目標は月平均100万円を目指す。
また、9月には広島県の業務用スーパーに出荷を始めるなど、県内外で販路を拡大する。清水祐貴マネージャーは「今年はデータをしっかり取り、スーパーとの出荷のバランスを取りながら収益を上げたい」と話した。