しまね海洋館アクアス(浜田市・江津市)の開館以来の入館者が11日、1千万人に達し、節目の入館者となった広島県庄原市の三戸渚奈未ちゃん(1)ら家族に記念品が贈られた。シロイルカもバブルリングで「祝1000万人」と表現するパフォーマンスを見せ盛り上げた。
渚奈未ちゃんは父の慎一さん(41)、母の茉友美さん(34)と午後1時半ごろ、アクアスに来館。拍手で迎えられ、湊直樹館長(60)やマスコットキャラクター「なみちゃん」とともに記念のくす玉を割り、シロイルカの特大縫いぐるみや年間パスポートが贈られた。
3人は3頭のシロイルカが集まるパフォーマンスプールに移動。3頭がそろって数字の「0」に見立てたバブルリングを出すのと同時に、館が用意した文字入りパネルを掲げ「祝1000万人」のメッセージを表現した。ほかの来館者も貴重な瞬間を収めようとシャッターを切っていた。
慎一さんは「娘は初めて来て、すてきな思い出になったと思う」と笑顔を見せ、湊館長は「節目を機に、さらに地域とともに盛り上げられるよう知恵を絞りたい」と話した。アクアスは2000年4月にオープン。19年5月20日に入館者900万人を達成した。 (宮廻裕樹)