職場で自分らしさを発揮する方法を探る、島根県内で働く若手社員を対象にしたワークショップが17日、松江市朝日町の松江エクセルホテル東急であった。異業種の15人が参加し、カードを使ったゲーム感覚でそれぞれの持ち味を見つめ直した。
参加者は4班に分かれ、「素直さ」「決断力」などと書かれた「持ち味カード」から自分らしいと思うカードを5枚選び、1枚ずつ理由やエピソードを披露。「思いやり」を選んだ男性は「仕事をするうちに持ち味になっていった」と話した。
カードを基に「もっと自信を持っていい」「ポジティブになろう」などと互いにアドバイスもした。講師を務めたキャリアコンサルタントの寺本直美さん(46)は「自分が理解していなくても他人が知っている持ち味を大切にしてほしい」と締めくくった。
出雲市立第三中学校教諭の昌子祐唯子さん(32)は「子どもたちの持ち味を発見していく」と気持ちを新たにした。島根銀行の野中駿平さん(32)は「会社や立場は違うが、島根にいる同世代と横のつながりをつくることができてよかった」と話した。
山陰中央新報社が創刊140周年企画「4U35SHIMANE(シマネ)」の一環で開いた。(高見維吹)