島根県庁（左）と鳥取県庁
島根県と鳥取県が２９日、９４１人、６３３人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。２８日確認分。島根で１日当たりの感染者が９００人を超えたのは９月５日確認分以来、８４日ぶりで、１週間前（２１日確認分）から１２０人増えた。
鳥取の感染者で８０代の４人、９０代以上の３人の計７人が死亡し、累計死者数１１１人となった。新たなクラスター（感染者集団）が島根で３件、鳥取４件発生した。
島根県で診断した医療機関の所在地別内訳は、出雲市３０３人、松江市２７２人、益田市９１人、大田市５４人、安来市５２人、奥出雲町４７人、浜田市３９人、雲南市３６人、江津市１６人、邑南町、吉賀町、隠岐の島町各７人、飯南町、西ノ島町各４人、津和野町２人。
クラスターは出雲市内の高齢者福祉施設１７人、益田保健所管内の高齢者福祉施設６人、浜田保健所管内の高齢者福祉施設５人で、県内では累計７８２件となった。
関係者の感染確認を受けて松江市立中学校１校が２９日から１２月１日まで学級閉鎖、出雲市立小学校１校が２９日から当面、学年閉鎖となった。
鳥取県の保健所管内別の内訳は米子２５７人、鳥取市２１６人、倉吉１６０人。クラスターは鳥取市の城北小学校１５人、美保南小学校１２人、西伯郡の社会福祉施設９人、倉吉市の認定こども園７人で、県内の累計５５６件。
関係者の感染に伴い鳥取市の用瀬小学校が学年閉鎖とした。
累計感染者数は島根１０万５０８４人、鳥取８万６１９人。確保病床使用率は島根（３８７床）が２１・４％、鳥取（３５１床）は４２・２％。宿泊療養は島根１１人、鳥取２３人。重症者は島根１人で、鳥取はいない。
（清山遼太、藤井俊行）
