ケーキの芸術性や味を競う日本最大規模の洋菓子コンテスト「ジャパン・ケーキショー東京」で、出雲市渡橋町の洋菓子店・グランシェノン勤務のパティシエ小畠遥さん(26)が銀賞、堀井勉さん(25)が銅賞と、同時入賞を果たした。2人は自信を深め、さらなる成長を誓った。
コンテストは毎秋、東京都洋菓子協会などが都内で開催。全14部門で全国から約1400点が集まった。
小畠さんはチョコレートを使った工芸菓子部門(出品数71点)で8位以内に入った。砂時計、花、蜂の造形を取り合わせた。自然と機械の融合を主題に「基本と向き合い成し遂げて自信になった」と振り返った。
堀井さんはホールケーキで競う部門(同196点)で36位以内に入った。コーヒーとバナナを主役に50回以上の試作を重ね7層のケーキを作り上げ「次は1番を目指したい」と意気込んだ。2人が勤める店のオーナーシェフ・福間将司さん(28)は「努力家の2人。どんどん挑戦し成長してほしい」と話した。
(佐野翔一)