島根県と鳥取県が２日、５７５人、６１７人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。１日確認分。クラスター（感染者集団）は島根で１件、鳥取で４件発生。島根では感染者１人が死亡、鳥取では９０代の感染者１人が新型コロナ以外の病気で亡くなり、累計死者数は島根１２５人、鳥取１１４人となった。

　島根県で診断した医療機関の所在地別内訳は、松江市１７０人、出雲市１２８人、浜田市６２人、益田市６０人、安来市４４人、雲南市４３人、江津市１９人、奥出雲町１２人、大田市１１人、吉賀町９人、邑南町７人、隠岐の島町５人、津和野町２人、飯南町と川本町、西ノ島町各１人。

　新たなクラスターは、雲南保健所管内の高齢者福祉施設で７人の感染を確認。県内の累計は７９３件。

　関係者の感染確認に伴い、松江市立小１校が学級閉鎖、出雲市立小１校が学年閉鎖となった。大田市立保育所１カ所は５日まで全面休園する。

　鳥取県の保健所管内別の内訳は、米子２７６人、鳥取市２４１人、倉吉１００人。

　クラスターは、米子市の河崎小で２０人、倉吉市の高齢者福祉施設で１１人、米子市の高齢者福祉施設で９人、同市の認定こども園で８人が感染。県内の累計は５７２件。

　関係者の感染確認を受け、鳥取市の美保保育園は３日を休園とする。

　累計感染者数は島根１０万７１７３人、鳥取８万２８６０人。病床使用率は島根（即応病床とコロナ患者が入院している一般病床の合計３９０床）４９・７％、鳥取（確保病床数３５１床）４４・２％。宿泊療養は島根１５人、鳥取２５人。重症者は両県ともいない。

　（清山遼太、福間崇広）