エイドステーションで拍手を送ってランナーを応援するボランティアスタッフ=松江市美保関町下宇部尾
エイドステーションで拍手を送ってランナーを応援するボランティアスタッフ=松江市美保関町下宇部尾

 国宝松江城マラソンのコースでは9カ所にエイドステーションが設置され、食べ物や声援、音楽演奏などでランナーを後押しした。

 コース後半に差しかかった、松江市美保関町下宇部尾の第6エイドステーション(26キロ地点)では、地元の美保関中学校の生徒や教員、地元企業から約70人がボランティアスタッフとして参加。食べやすいように小さく切ったミカン、プチトマト、かぶ漬け、ようかん、しじみ汁などエネルギー補給用の多彩な食べ物が並んだ。

 

 スタッフは「頑張って」「ファイト」と声がけし、アニメキャラクターや動物の衣装を着たランナーが訪れると「かわいい」ともり立てた。中学校の吹奏楽部員らによる演奏もあり、元気が出そうなJ-POPの曲でテンションを高めた。

 食べ物を配った美保関中学校2年の長谷川寧々さん(14)は「コスプレして走るランナーを見るのが楽しかった。ありがとうと言ってもらえて、うれしかった」と話し、同校2年の花本さらさん(14)は「最後まで走ってほしいという気持ちで応援した」と振り返った。

 (山本貴子)