山陰中央新報文化センター出雲教室と島根県立中央病院が共催する医療セミナーが19日、出雲市今市町のパルメイト出雲であった。県立中央病院神経内科の青山淳夫部長(63)が「寒い冬季に起きやすい脳卒中」をテーマに講演し、症状がおかしいと思った場合はすぐに病院に行くよう訴えた。
脳卒中には脳梗塞、脳出血、くも膜下出血があり、大きな脳梗塞につながる心房細動には脈が跳ぶ症状があることを紹介し、自身で脈をとって不規則なら病院に行くことを勧めた。ろれつが回らない、手が上がらないといった症状は脳卒中の前兆の可能性を指摘した。
治療については、健常だった時から約5時間以内の発症なら、注射で血栓を溶かす療法やカテーテルで血栓を回収する治療ができることを紹介。県立中央病院では脳神経外科、神経内科の医師がチームで緊急治療に当たる体制を取り「後遺症を軽くするには早期発見、早期治療が大事。『明日でいいや』は命取りになる」と、軽く考えずに救急受診することを勧めた。
寒い夜間に仕事をする持田雅欣(まさよし)さん(78)=松江市宍道町伊志見=は「ちゅうちょしないで受診していいと分かり、良かった」と話した。
セミナーは、生涯学習拠点の山陰中央新報文化センター出雲教室が健康情報を提供しようと、出雲市内を中心に医師らの出前講座を実施する県立中央病院と初めて共催した。市内外の16人が耳を傾けた。
(松本直也)













