地ビール製造販売の久米桜麦酒(鳥取県伯耆町丸山)がコンビニ大手ファミリーマートと共同で「ファミリー・クリスマスエール」を発売した。鳥取県伯耆町産のユズと米を使用。2400本限定で、山陰両県77店舗で販売している。
ファミリーマートが鳥取県産の原材料を使った商品開発を構想し、岩崎米穀(米子市旗ケ崎3丁目)を含めた3社で企画した。
クリスマス時期によく売れるチキンとの相性を考え、ユズを使って爽やかな香りとさっぱりとした味わいを表現。うるち米「縁結び」の甘みやコクも感じられる商品に仕上げた。
330ミリリットル入りで、税込み660円。ラベルのイラストは鳥取市のファミリーマートで勤務するアルバイト店員米原昌世さん(60)が描いた。鳥取県内70店舗と、島根県東部7店舗に並べた。
久米桜麦酒の田村源太郎社長は「大企業とのコラボレーションでやりがいがある。結果を出し、次の商品開発にもつなげたい」と意気込み、ファミリーマート鳥取営業所の内田智浩所長は「企業との距離感が近く、やりとりが早いのがよかった。県内企業との取り組みを今後も続けたい」と話した。
(岩垣梨花)