旧JR三江線の12駅の駅スタンプ。各地域の名物や特徴的な建物などをあしらったデザインとなっている
旧JR三江線の12駅の駅スタンプ。各地域の名物や特徴的な建物などをあしらったデザインとなっている

 邑智郡の3町(川本、美郷、邑南)と3町の観光協会でつくる江の川流域広域観光連携推進協議会が、旧JR三江線の沿線地域の周遊を促す3市3町12駅の駅スタンプを製作した。来年で廃線から5年の節目を控える中、全国の鉄道ファンに沿線を訪れてもらう新しいきっかけになりそうだ。

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 地上20メートルにホームがあり「天空の駅」として知られる旧宇都井駅(邑南町宇都井)は2022年度も千人以上が訪れるなど、三江線の廃線から4年が経過した今も鉄道ファンの注目を集める。

 こうしたニーズを踏まえ、同協議会が沿線地域で連携した観光振興につなげようと企画した。江津市、川本町、美郷町、邑南町に加え、広島県の三次市、安芸高田市にある計12駅のスタンプを製作。例えば、川本町の石見川本駅はレールバイクとエゴマ、美郷町の粕淵はカヌーといったように、直径8センチのスタンプに各駅の特徴を表す図柄やキャッチコピー、駅名、営業年を記載した。

 協議会の事務局を務める、川本町観光協会の大久保一則事務局次長は「沿線地域に行ってみようという人が増えればうれしい」と期待した。

 駅スタンプは一部を除き各駅舎内に設置。また完成を記念して駅スタンプを押すページを設けたB6判16ページの「鉄印帳」も製作した。3町の観光協会でそれぞれ先着10人に配布し、来年4月以降はNPO法人・江の川鉄道が千円で販売する。
      (糸賀淳也)