島根県と鳥取県が２３日、１２７２人、１２８４人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。２２日確認分。２２日確認分。感染者の死亡が島根で５人、鳥取で２人あり、累計死者数は島根１６６人、鳥取１４７人。新たに公表されたクラスター（感染者集団）が鳥取で１２件に上る一方、島根では１１月７日以来、４６日ぶりにゼロだった。
【グラフ】島根、鳥取両県の感染者数の推移
島根県で診断した医療機関の所在地別の感染者数は、松江市５１０人、出雲市２８７人、安来市８０人、雲南市８０人、益田市５７人、浜田市５６人、大田市５２人、江津市４３人、隠岐の島町１９人、奥出雲町１６人、邑南町１３人、西ノ島町１０人、飯南町６人、津和野町４人、吉賀町３人、川本町１人で、ほかに医療機関で診察を受けず自主検査のみの「しまね陽性者登録センター」登録者３５人。
鳥取県の保健所管内別の内訳は米子６２７人、鳥取市４６３人、倉吉１９４人。
死亡したうち１人は９０代以上で別の疾患が原因。クラスターは鳥取市の医療機関３６人、倉吉総合産業高校２７人、湯梨浜町立ながせこども園２５人、鳥取市の高齢者福祉施設１８人、鳥取市立河原第一小学校１３人、米子市の保育所１３人、鳥取市の認定こども園１２人、米子市の高齢者福祉施設１１人、米子市の事業所１０人、鳥取市立青谷小学校９人、鳥取県庁本庁舎６階７人、岩美町立浦富保育所６人で、県内で累計７０１件となった。
関係者の感染確認を受けて鳥取市の市立城北小学校が学級閉鎖。市内の保育施設１カ所が休園した。
累計感染者数は島根が１２万８０７６人、鳥取は公表済みの感染者２人を取り下げ１０万２６３０人。病床使用率は島根（即応病床とコロナ患者が入院している一般病床の合計３７８床）が５９・０％、鳥取（３５１床）は４６・２％。宿泊療養は島根１５人、鳥取３２人。重症者は島根３人で、鳥取はいない。
（青山和佳乃、福間崇広）
