米子市淀江町福岡の向山丘陵の一角で、一足早く梅の花が咲き始めた。寒波のピークが過ぎた25日は、紅白の梅の花々が道沿いに残った雪に映えた。
向山丘陵は、山陰道淀江インターチェンジ近くの米子市伯耆古代の丘公園と淀江ゆめ温泉の間にあり、古墳が密集する一帯が整備された1995年に約20本の紅梅と白梅が植えられたという。
このうち、4本が今月中旬から花を付け始め、1分咲き程度の現在は計200輪ほどの花が観賞できる。
例年は1月に入ってから開花するというが、枝には膨らみ始めたつぼみも多く、藤原幹人副園長は「晴れた日に散歩がてら丘陵を散策していただき、花とともに周辺の古墳にも関心を持ってもらえればありがたい」と話している。
花は来年2月中旬まで楽しめる見込みという。
問い合わせは、市伯耆古代の丘公園、電話0859(56)6817。12月28日から来年1月3日までは休園。
(井上誉文)