前田敏光会長(左)に教わりながら、そばを切る参加者=安来市宇賀荘町、宇賀荘交流センター
前田敏光会長(左)に教わりながら、そばを切る参加者=安来市宇賀荘町、宇賀荘交流センター

 【安来】安来市宇賀荘町の宇賀荘交流センターで29日、そば打ち体験教室があった。地元住民グループ・そば打ち同好会の6人と地区内外の9人が一緒にそばを打ち、年越しに思いをはせた。

 同好会とセンターが毎年開き3回目。同好会の前田敏光会長(70)は、最初にそば粉に水を満遍なくなじませる「水回し」が重要だと説き、水を3~4回に分けて入れ、20分程度かけて指先だけで丁寧に混ぜるようアドバイスした。

 細く切るのがうまくいかず斜めになったり、切れていないところができたのもご愛嬌(あいきょう)。そば打ちは初めてという安来高校2年の謝花陽菜さん(17)は「混ぜるのが大変だった。優しく教えてもらい、上手にできて良かった」と話した。

 (桝井映志)