
―2024年にモデルチェンジした小型ミニバン「フリード」が人気です。
飾り気のないシンプルなデザインが力強く、「クロスター」というタイプはアウトドアの雰囲気が好評です。車体はコンパクトなのに車内の空間が広く、心地よいサイズ感です。視界も広くなり、さらに運転しやすくなりました。
―デジタル化や人工知能(AI)の活用にも取り組んでいます。
社員が情報共有し、円滑な接客をするため、デジタル技術を積極的に導入しています。書類の管理や電話応対の記録をクラウド上で行うシステムを導入しました。担当者だけでなく、店舗にいるスタッフ全員が全てのお客さまに対応できる環境を目指しています。業務効率化でできた時間で、より良い接客ができるようになりました。

―季節に応じた企画を積極的に展開していますね。
それぞれの店の拠点長を中心に、さまざまなイベントを考案しています。25年1月には、浜田西店のリニューアルオープンに合わせて、旧車やカスタムカーなどを展示し、好評を博しました。ディーラーは入りづらいとの声を多く耳にしますので、小さなことでも気軽に相談できる親しみの持てる店舗をつくるために今後もさまざまな取り組みを進めていきたいと考えています。
―地域のために行っている活動を教えてください。
地域の将来を担う子どもたちへの支援には、特に力を入れています。中高生の職業体験を積極的に受け入れるほか、青少年の文化活動・スポーツ活動を応援しています。
―25年度に力を入れたい点は何ですか。
サービスのレベル向上に努めたいと考えています。特に整備担当者のレベルを底上げしようと、24年度から月に1度、整備技術を高める研修を開いています。1台の車について、診断から整備まで1人でできる整備士を増やすことができれば、さらにサービスの向上につながると思っています。


部活動、卒業論文など、今しかできないことがあると思います。その今しかできないことに全力で取り組んでください。また読書などは仕事が忙しくなったり、結婚したりすると時間が取れなくなったりもします。時間に余裕のある若い時にできるだけ多くの本を読んでおくことをお勧めします。
狩野 浩之=島根県松江市出身(61歳)2003年に現職に就任。
趣味はバイオリン演奏です。知人や友人とバンドも組んでいて、福祉施設や自治会などのイベントに呼んでいただき演奏したりしています。バイオリンは月3回程度レッスンに通っています。最近声楽も習い始めました。
