短歌

 ◇大東ひまわり短歌会(雲南市)

ご詠歌を精一杯に詠へあぐ一言一言かみしめながら 武田 昌子

朝焼けの空に棚引くうろこ雲朱く際立つ残月仰ぐ 小山 康江

朝採りのパプリカ赤と黄篭に入れ隣りへ届け喜び受ける 内田 充子

子と共に暮すと言ひて去るひとりまた一軒の灯りの消ゆる 永井 久子

還暦も喜寿も話題にならずして米寿の知らせ老い強いられる 落合 溥之

 ◇掛合町短歌会(雲南市)

秋彼岸御詠歌唱えて心和む先祖供養に集うひととき 堀江日出子

爽やかな日の差しそむる彼...