勝運の神・宇摩志麻遅命(うましまじのみこと)を祭る物部神社(大田市川合町)で7日、新春恒例の奉射祭(ぶしゃさい)が営まれた。降りしきる雨の中、射手が「鬼」と書かれた大的に矢を的中させ、無病息災を願った。
神職が墨で鬼と書き入れた直径1メートルの大的を境内に設置。市弓友会の2人の射手が、1本目の矢を空に向けて放ち、2本目を大的に当てた。
その後は競射があり、大田、邇摩両高校や大田市立第三中学校の弓道部員、弓友会員が雨中で集中し、約40メートル先の大的を狙って弓を引いた。
大田高弓道部の川平隼也主将(17)は「初めてで緊張感があった。インターハイ出場を目指し、悔いの残らない一年を過ごしたい」と話した。
(曽田元気)