島根県と鳥取県が9日、それぞれ500人、655人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。8日確認分。感染者の死亡が島根で5人、鳥取で2人確認され、累計死者数は島根で215人、鳥取で182人となった。新たなクラスター(感染者集団)が島根で4件、鳥取で1件発生した。
【グラフ】島根、鳥取両県の感染者数の推移
島根県で診断した医療機関の所在地別内訳は、松江市113人、出雲市88人、浜田市56人、安来市49人、雲南市28人、隠岐の島町27人、江津市19人、益田市14人、邑南町10人、大田市7人、津和野町5人、飯南町と海士町各3人、川本町と西ノ島町各1人。ほかに医療機関で診察を受けず自主検査のみの「しまね陽性者登録センター」登録者が76人だった。
4件のクラスターはいずれも高齢者福祉施設で、松江市内の2カ所、出雲市、浜田保健所管内でそれぞれ6人が感染した。県内の累計は966件となった。
鳥取県の保健所管内別の内訳は、鳥取市304人、米子271人、倉吉80人。
クラスターは鳥取市保健所管内の高齢者福祉施設で8人が感染。クラスターの県内累計は770件となった。
累計感染者数は島根14万6620人、鳥取12万923人。病床使用率は島根(即応病床とコロナ患者が入院している一般病床の合計585床)が65・8%、鳥取(351床)が46・7%。宿泊療養は島根15人、鳥取28人。両県とも重症者はいない。